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前世
幼い頃から稀にみる夢があった、それは歳をとるにつれて鮮明になっていく
時代は明治だろうか和洋の服が街の中に点在していた。夢の中の自分を見たのは今よりもずっと幼い頃、口元のホクロがいやに艶っぽいと子ども心に思ったものだ。
名を呼ばれた事もあった『仁王』と漢字は自分の家の表札を見て覚えた
だが自分はその時代と言っても今でも珍しい髪色をしていたために、会う人会う人に良い顔をされた記憶がない、と言っても所詮は夢の中なのだが
柳生は前世の本を読むのを止めるとメガネの位置を修正しながら思う、きっと私の前世はダブルスパートナーの仁王であったのだと。
昔から夢の中で「仁王」と呼ばれることもなぜか不思議ではなかった、そして立海に入学し『本物の仁王』に出会ったときやっと出会えたのだと思ったものだ
仁王の魂は自分で肉体は彼でようやく出会えたのではないかと思ったほどに焦がれていた
その二人がダブルスを始めたのは幸村君に提案されたのがきっかけだ
「お前たちはなんていうか似ているね、顔もだけど、なんというか中身が」
その言葉に幸村と柳生と仁王以外がとても不思議そうにしていたのを覚えている、あの柳君ですら目を開いたのだから。
「お前たちでダブルスを組んだら面白いことになりそうだね」
その言葉を境に仁王君との密接な関係が始まった
「柳生は不思議じゃな、試合中の俺の考えてる事がわかってそうな動きしちょる」
えぇ、あなたでしたから多少は、なんて野暮なことは言わずに
「俺みたいなもんの考え方っちゅーのはそんなわかりやすいもんでも無いんじゃが」
「それはよりよいパートナーになりえるという事じゃないですかね?」
「そういうことじゃな、なぁ柳生」
「なんですか」
「前世っちゅーもんを信じとるか」
何故その話題になったのかはわからない、ただの会話の流れかもしれないがこの場での話題ではない気がする、朝方何か特集でもしていたのだろうかいや仁王君が朝に弱いのは「知っている」
目の前の仁王君は降格を上げながら私の返事を待っている、この顔を私は知っているはずだ。
思い出せ、見たことがある
「そうですね、あるかも――しれません」
「ほぉう、信じている、信じてないっちゅー返事じゃないんじゃな」
何かをしている顔だ。
「仁王君はどうなんですか?」
「前世か?あるかもな」
わざと放たれる私と同じ言葉、君が好きな言葉の応酬
幼い頃から稀にみる夢があった、それは歳をとるにつれて鮮明になっていく
時代は明治だろうか和洋の服が街の中に点在していて夢の中の自分を見たのは今よりもずっと幼い頃
夢の中で自分が住んでいた家に飾ってあった鏡を見たときのこと、幼いながらもメガネをして、女中さんによく比呂士おぼっちゃんと呼ばれ自分の名前がひろしであると悟った。
夢から覚めると俺は雅治なのにとよく不思議に思った事だ
黒髪が多い中自分は綺麗な栗色の髪色をしていたが周りからとてもきれいな色だとほめられて育った。
そう夢は自分と同じように成長していたのだ、当時ならもう大人として認識されているような年ごろに現実で俺と奴はようやく出会う
再開というものではない
現に本物の比呂士と出会うのはこれが初めてだからだ、やっと会えたぜよ俺の半身
出会ってそこまで喋るわけでもなく月日は過ぎていたのだが部活で急に幸村に「お前たちはなんていうか似ているね、顔もだけど、なんというか中身が」と言われ面食らってしまった
そこまでのものか、柳生をペーストしているわけでもないが夢、いや前世のおかげか柳生の考えていることは何となくだが悟れるようなのだ、自分一人だったら少し試合にも支障が出るんじゃないかと思ったがどうやら柳生の方も俺の動きやすい方へと動いてくれるので組んで数週間ばかりでよりよいダブルスとなっていった
これはな、まさかと思いつつも自分の好奇心が勝ってしまい
柳生との会話の途中だが「前世っちゅーもんを信じとるか」と聞いてみてしまった
少しの間が俺と柳生を包む、その間に柳生はメガネを位置をなおすと一拍置いて「そうですね、あるかも――しれません」と返事をした。
なぁ知っとるよ、そのメガネを上げる癖を自分の中で考えを整理したいときにするもんだと俺は知っちゅうがよ
「仁王君は?」と聞かれ意味深に柳生と同じような言葉を吐く、きっとこれでお前も何かを感じるだろうと
「まぁ変な事聞いてすまんかったのぅ、あんま深く考えなさんな、俺たちは強くなる事だけ考えんとな、これから宜しくな」
「えぇこちらこそ」
((「俺の」、「私の」半身さん))
という感じの82前世話・・・・・・・・
下記記事を少し文に起こした小ネタみたいな感じですね。そうやって書きかけの82が溜まっていくのです。
NOVELに上げるには短いかなと思いblogの方に小ネタとしてあげてみました
2012/09/03(月)
小ネタ
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